私は英語の早期教育に関しては、否定派です。
育児ブロガーの中には「英語早期教育」というジャンルがあり、私自身も興味深く読んで我が家はどうしようかと悩んでいますが、現時点では未就学児の段階で積極的に英語に取り組みつもりはありません。
もちろん、娘には海外への進学も選択肢に含めて欲しいと願う気持ちはあります。
これまで東大への進学を第一にしていたような進学校でも、じわじわと海外の大学へ進学する子が増えている状況がありますし。
育児における最終的な目標は、娘自身が「幸福」と感じる人生を送って欲しい、ということに尽きます。
娘が希望するのなら大学進学をしない人生もありだと思いますが、その決断に至るまでに可能性を縮めたくないという気持ちはあります。
語学の問題が足かせにならないといいなぁ。って、完全にドメスティックな進路を進んだ母親としては思いますよね。
そうは言っても、0歳1歳の段階で英語教育は必要なんだろうか・・・。
肯定派・否定派の論拠
肯定派
赤ちゃんが母国語を生活の中で自然に覚えるように、英語も早期に始めればネイティブスピーカーの要領で身につけることができる。
日本語にはない音の聞き分けや発音、LとRの発音の区別や、日本語より難しい母音・子音の使い分けもマスターしやすい。
否定派
ネイティブスピーカーを目指すための英語を生活の中で使う環境を作ってしまうと、母語の習得に遅れが出る。
母語が充分習得されていないと、思考力そのものに悪影響がある。
1.費やす時間に対する効果の問題
私が英語の早期教育をしない、と決めた一番の理由は「もっと後でいい」ということです。
外国語なんだからネイティブスピーカーの様に発音できる必要はないと思うし、海外に移住してもそれで困ることはないです。
早期に初めることで得られる効果に、さほど魅力を感じません。
外国人らしい日本語の発音について、おかしいと思いますか?
外国人なんだから当然だと思いませんか?
生活、学校、会社等の場に必要なコミュニケーションが取れれば、全く問題ありません。
周囲の友人達で海外留学・研修をした人達は、早い人では高校1年生から、遅い人では海外に出る3ヶ月前から英会話を学んでいました。
それで充分だと思うんです。
赤ちゃんの頃に英語を始めて20年で得られる英語の能力と、例えば中学生以降に10年で得られる能力とで、費やした時間に対して求める結果に見合うだろうか?ということを考えてしまいます。
もちろん「ネイティブスピーカー並の英語能力」を結果と据えるのなら、見合うんでしょうが。
2.優先順位の問題
未就学児の間は、沢山遊ばせたいと思っています。
遊びの中のトライアンドエラーで色んなことを「自分で発見」して欲しいと思っています。
現在の娘の1週間の過ごし方は、支援センターで指導員さん、他のお子さんや親御さんと交流して遊んだり、ベビースイミングに行ったり、私と公園に行ったりするといったものです。
のんびり過ごしているようですが、娘が起きている時間は、7時〜13時、15時〜19時の合計10時間なので、意外と多忙な生活です(笑)
また、娘は楽器を触ったり音楽を流して身体を揺らしたりするのが好きなので、近いうちにリトミック教室にも行く予定です。
自宅では、私と絵本を読んだり、図鑑を眺めて指さしでモノの名前を確認したり、おままごとをしたり、積み木遊びをするのが好きなので、家にいる時間も結構慌ただしそうにあれこれ遊んでいます。
この生活に英語教室や英語の学習教材の使用のための時間を作るのは、難しいなあ。
それに、もったいないなあ。って感じてます。
お子さんが日中に起きている時間が我が家より長くて、子どもとの時間を持てあましているご家庭だったら、お教室に通うのは親にとっても楽しいし気晴らしになると思います。
でも、我が家の場合は、娘が楽しんでいる支援センターや公園でのお散歩、そして自宅での私との遊びの時間を優先したいので、英語はもっと時間があったらやりたい・・・といった結論です。
3.弊害の問題
この点はどうなんでしょうか?
英語の早期教育による弊害の有無に関しては、学術論文なんかがあるのかもしれませんが、そこまで手を伸ばして調べてはいません。
育児書の中には、経験談として「駐在員のお子さんが現地の幼稚園では英語、家庭で日本語と英語を交ぜて生活していたら言葉を話さなくなってしまった」という例があるのを読んだことがありますが、そのケースには他の要因があるかもしれませんし。。。
この点に関しては、私自身として意見を持つほど調べられていません。
ですので、今後も悩みつつ、何か機会があれば色々調べてチャレンジしたりするかもしれません。

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